自然のつるでかごを編む

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自然のツルでかごを編む


ウッドデッキによくわからない蔓がぐるぐる巻き付いていたので、かごを編むことにしました。

ツルを回収するのにあたって、憧れのヤマブドウのバッグやアケビのかごなど植物の名前くらいはわかるのですが、自分が引っ張っているツルが何なのかは全くわかりませんでした
ツル、ツタ、樹皮など色々あるそうです
Google画像検索でざっくり種類を知り、植物の葉や特徴をひたすら検索していました 笑

とりあえず柔軟性があって長くてまっすぐ伸びたツルなら何でも編める と実際作ってみて思ったので、まずは身近なツルを引っ張ってきて編んでみるといいのではないでしょうか
サツマイモでも、マメでも、つる性植物なら何でもいけそうです

回収に行く際は私有地などは所有者の許可を取り、ウルシや虫などの対策に手袋をすることをおすすめします 私は変な草を触ってかぶれました

●ツルっぽいと思ったら集める

左はたぶん時計草とツルマメのツルです
右はヤマノイモ系と葛のツル

  • 葛ツル
    太ければ半分に割いて中のワタを取り除いて使う
     (半分に切れ込みを入れて引っ張るとそのまま手で割けます)
    ワタの中に虫がいるかもしれないので茹でてから使う
    太すぎるとかたくて使いにくい
    木の枝に巻き付いている形のものも取っ手やアクセントなど個性的で良い

  • ヤマノイモ系
    ツルにぽつぽつとした凹凸がありゴツゴツしている
    編んでいる時に擦れると表面がぽろぽろと粉のように取れて服が盛大に汚れました

  • ツルマメ
    細いものが多くしなやかで頑丈 細かい部分に使いやすい
    直線に伸びているものが多い

つるを見かけると嬉しくなって回収していたので、家の中を散らかしていて相方に呆れられました
かごを編むようになると、茂みや放置されている土地が宝の山のように見えてしまいます

葛ツルは特に中に虫がいることがあるので茹でます
茹でてからだと気持ちいいくらいするする割けるのですが、順番はどちらでもいいと思います
この時は葛以外何のツルかわかっておらず全部とりあえず茹でました
1本だけアリのようなクモのような小さな虫さんのおうちになっていて、うじゃうじゃしていたので茹でる前に気づいて投げました

葛ツルは中のワタ(甘いらしいですが舐めてみても無味でした)を取り除きます
残したままで編んでみたのですが乾燥したときに白い部分が目立つのと編みにくかったので、取り除いた方がよさそうです
ちなみに太すぎて固い葛を彫刻刀で削ったり試行錯誤して下処理していたのでキッチンがドロドロになりました 鉛筆よりちょっと太いくらいの適度なものが扱いやすくておすすめです

すぐに使わない時は内側を外にしてぐるぐる丸めて保管しています
そのままでも編めましたが、使う前に1晩水に浸けておくとより編みやすくなりました
皮も取り除いて、中の繊維で布が織れるそうです…いつかやってみたい…

適当に作り始めたので右の2つはワタを処理せず編んでいます
乾燥すると少し痩せて形が変わるので、石を置いたりしてしばらく置いておくといいかもしれません
左はワタを取り除いたツルで編みました 余ったツルの処理の仕方がわからずぐるぐる巻きつけています
これでも物は入るので立派なカゴだと言い張ります

謎の緑のツルを見つけました かなり頑丈で扱いやすいですが何のツルかは分かりません 笑
ヤマノイモっぽいものを骨組みにしてしまったのでゴツゴツしてしまいましたが大きめのものができました

いつかアケビやヤマブドウ、樹皮などでおしゃれなかごバッグを作る日が来ますように

ニスやオイルを塗ってみたりして1年ほど使用し、耐久性や使用感など追記していきます

竹にも挑戦したみましたが、竹ひごを作る難易度が高すぎました
ナタのみで割ってみたのですが見事に不揃いになったり怪我をしたり、
もっと勉強してから挑戦し直そうと思います



稲わらでも編んでみました

家で栽培していた稲わらを綯った時に出たゴミの稲葉でもかごを編みました

稲栽培のようす


つるかごは半年使って水分が飛んで少し痩せましたが、しっかりと使えています
目を詰めて編んでも、開けて編んでもかわいいですね…
今度は乾燥したあとのかごをイメージして編むのも、思うように編んで変化を楽しむのも良さそうです

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