初めての畑、虫がたくさんいるのは承知で無農薬での栽培を開始しました
まさかこんなに野菜ごとにつく虫が違ってそれぞれ好みがハッキリ分かれていることに感心
そして長い戦いの幕開けになりました
2023年、初めて見る虫たちと見たことはあるけど詳しく知らなかった虫たちの記録を残そうと思います
ネキリムシ ヨトウムシ 年中
カブラヤガ、タマナヤガなど蛾の幼虫をネキリムシ
ヨトウガ系の幼虫をヨトウムシ、と呼ぶそうです
どちらも夜行性で、作物の近くの浅い土の中に隠れています
夜になるともそもそ出てきて、柔らかい茎を切り倒して食害…ヨトウムシは主に葉を食べると書いてあったのですが、2種類とも幼苗~若苗の茎をバッサバッサ切り倒してくれました
人生初の家庭菜園、うまく発芽して毎日成長を楽しみに眺めていたらある日突然青々したまま横たわっているブロッコリーの苗
急いで根元を見てみると綺麗に齧られ切り倒された犯人の痕跡…贅沢食い…人生において久しぶりに無力感と殺意に打ち震えました笑
近くを根こそぎ掘り返し3匹のネキリムシを捕獲
かごに集めて野鳥に食べさせたりすり潰してアリに回収させましたが、他の幼虫と違って表皮がゴムのように分厚く弾力性があり、なかなか手ごわい幼虫でした
きっと農家の方々も悩まされているんだろうなあと思いながら、どうやって対処すればいいかわからなかったので苗の周囲を爪楊枝でぐるりと囲ってみたらその後倒されることはありませんでした
ブロッコリー、ネギ、小松菜、白菜など色々やられました
1年畑をやってみるとマルチに残されたネキリの痕跡や被害株元の小さな穴で大体居場所がわかるようになります たまに切られた葉が穴に引きずり込まれていることも
白菜などは食害部位とでっかいうんちで気づきます
お店でネキリムシ系の薬剤を見るとこればっかりはついつい欲しくなってしまいますが、無農薬で頑張ります
来年は米ぬかでおびき寄せる作戦もやってみたいです
●ニジュウヤホシテントウ (テントウムシダマシ) 6~10月
アブラムシを食べてくれる益虫のテントウムシとは違い、葉を食べる草食の害虫テントウムシだそうです
丁度アブラムシが発生していたので、テントウムシを見かけてラッキーくらいに思っていたら
みるみるナスの元気がなくなりボロボロに…
よく見たら、タワシのような幼虫がびっしりついていて葉が透けて茶色く枯れている…何かおかしい、と検索したところ、テントウムシダマシと呼ばれる害虫であることが発覚しました
繁殖力はすさまじく、気づいた時には既に遅し…毎朝見つけた幼虫を取り去っても爆発的に増えてしまったテントウムシダマシには太刀打ちできませんでした
完全に駆除した8月後半にナスは元気を取り戻しましたが、秋ナスの栽培は打ち切りました
因みにアブラムシがびっしりついていた1株はテントウムシダマシの被害はほぼなかったので、苦手なのかもしれません
ウリハムシ (ウリバエ) 5~8月
6月頃、きゅうりのネットを張ってしばらくしたころにぐるぐると葉に模様が入っているのに気づき発覚
爆発的な繁殖力で、近づくとオレンジ色の小粒たちがフワ~っと逃げて家の壁にびっしり
うちの畑では特に葉を食害する以外に害はなかったのですが、幼虫は根を食べたり根本の茎を食べ切り倒してしまうことがあるそうです
幼苗の頃は気を付けた方がよさそうです
成虫は色もわかりやすく、葉の模様ですぐ犯人がわかるので対策しやすいと思います
葉を少しつつくと後ろにぽろりと落ちるように逃げるので捕まえるのも簡単でした
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