トマト種類別の感想

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自分の為の覚書のようなものです

加熱トマトは好きだけど生食はトマト独特の青臭さがなんだか苦手…
相方が塩をパラパラっと振ってくれた大玉トマトが美味しくて
最近なんとなくすすんで食べるようになった人の感想です




大玉トマト

ホーム桃太郎

2024

2025


食味
 ゼリー部分が多く果肉もしっかりとしていて食べ応えがある
 甘み、酸味のバランスがよく完熟させてから収穫すると甘味が強く美味しい
 王道のトマト!という感じですがトマトの青臭さは他の大玉と比べてなんとなく少なめ

皮のかたさ
 普通
 極薄皮の品種に比べると口に残るけど噛み切れないほどではないし気にならなかったです

育てやすさ

 肥料を吸いやすくムキムキぐねぐね暴れ気味
 普段たくさん水をあげていても雨で裂果することが多い印象

収穫量

 1本立てで育てて1苗から10~20個くらいのイメージ
 うちでは1果房に3個くらいで5段目くらいまで大玉が収穫でき、
 あとの果房は中玉くらいのものができています

 ヒヨドリやカラスに狙われやすくて、1つやられただけでも気持ち的にも質量もけっこう減る
 収穫できたときの満足感やズッシリ感はピカイチ

価格

 ホームセンターで1苗90円くらい
 種から育てた方がコスパはいいですが、大玉トマトは毎回苗を購入しています

料理
 生食向きなので冷やしトマト、カッペリーニやサルサなど何でも合う気がします
 ファルシやそのままオーブンで焼いてしまったり加熱しても美味しい
 

 初めて育てた大玉トマトで一番美味しく収量があったので続投
 毎年植えたいうちのエース、基準のトマトです
 摘果せずに中玉トマトとして育てたり、2本立てにもしてみましたが、オススメは1本立て


2023/2024/2025





麗夏


食味
 桃太郎よりあっさり、さっぱりしていてみずみずしい感じ
 青臭さはなく甘みも控えめで、くどさはありませんでした

皮のかたさ

 パリッ!ギュッ!っと詰まっていて密度があり、気持ち皮はかためだったものの
 歯切れもよく食べる際にはあまり気になりませんでした
 衝撃に強く(?)ハリがあるので人にあげたり販売したり移動に向いている感じかもしれません

育てやすさ

 桃太郎と比べると樹勢はおとなしめで誘引もしやすかったです
 大きさも揃ったものが綺麗にできて、何より大雨台風のあとでも裂果がほぼありませんでした!
 露地でも雨除けはしなくてよさそう

収穫量

 大玉トマトらしく1段に2~4個が限界でした
 欲張って5~6個残した時はしっかり中玉トマトくらいの大きさに…

価格

 苗が桃太郎の4倍くらいします 笑
 美味しくて裂果せず頑丈なのはとても魅力的ですが、価格面がネックでスタメン落ちしました

料理

 焼いたりソースにするには水っぽく、生食が一番美味しかったです

★ 

 価格が安ければ毎年育てたいけど、今のところ桃太郎×4苗を買う方に魅力を感じてしまいます…
 色々な家庭菜園ブログでとってもおすすめされていたので育てやすさは間違いありません
 頑丈で育てやすく、割れにくく、綺麗なトマト!という感じでした

2024






中玉トマト

サンマルツァーノトマト

2024

2025


食味
 生食だと果肉が肉厚でとても密度があり、もっちりとしていて酸味は控えめ
 ゼリー部分が少なく実の方が多いです
 加熱するとぐんと甘みや旨みが増して、加工向きの品種という印象
 同じイタリアントマトのボルゲーゼに比べてやや酸味が強めでした

皮のかたさ

 とってもかたい
 ソースする時も皮を剥くかブレンダーにかけるのがおすすめ
 シャキシャキとしていて、噛み切れないことはないもののビニールの切れ端を噛んでいる感じがします

育てやすさ

 放任でも難なく育ちますが、ある程度の誘引や芽かきをしたほうがいいかもしれません
 実がついてから赤くなりきるまでの時間が長く、
 梅雨で日照時間が少ないと頭が緑のまま熟しすぎて腐っていたものもありました
 (育て方が悪かったのかも)

収穫量

 着果数は中玉トマトにしては多いのかも…?
 毎年なんとなく少ないかな~という感覚です

価格

 種が少しお高いですが、固定種なので自家採種をすればエンドレスです

料理

 加熱すると爆発的に美味しく濃厚になり粘りが出て、果肉が多いのでかさ減りも少ないです
 トマトソースやケチャップ、パスタやグリルなどが美味しいです
 うちは全てトマトソースにして冷凍し、欲しい分だけ解凍して使っています
★ 

 イタリアのトマト缶によく使われている品種のようです
 独特の形で枝にぶら下がっているところがとってもかわいい
 1年分のトマトソースを作るぞ~~~と意気込んで軽率に栽培を始めました



2024/2025



ミディアムルビー


100円均一で売っている2個で100円シリーズ、「中玉トマト」です
赤よりは朱色っぽい果実、実はミディらしくミニトマト2個分くらいの大きさです
皮はピンキーやぷちぷよといった薄皮品種に比べるとかたいですが、桃太郎と同じくらいで普通でした
味も甘みと酸味のバランスがよく、味も濃くて美味しかったです

大玉は多いけれど、ミニは物足りないし皮が多い…みたいな、ちょっとトマトが食べたい欲を完璧に叶えてくれる、ありがたい品種でした
100円の種袋に数粒しか入っていませんでしたが、金額も気持ち的にも十分元がとれたと思います

偶然かもしれませんが、ミディアムルビーのみ全ての株が疫病にかかってしまったので、病気の耐性はやや低いのかもしれません


2025






ミニトマト

ボルゲーゼトマト

2024

2025


 甘さ      ★★☆☆☆  
 育てやすさ★★★☆☆
 価格★★☆☆☆
 収量★★★★☆

ミニトマトだと思ってたけどちょっと大きい お尻が尖っていてかわいい


サンマルツァーノと同じで加工・加熱向きのイタリアントマト
生食するとこちらも皮が分厚く口に残る…頑張らないと嚙み切れないくらい強いです
比べてみるとボルゲーゼのほうが粉っぽく、ホロホロと崩れていくような実質

酸味はあまりなく、加熱するとギュっと旨味が出てくるようなイメージ

塩を振ってドライトマトにしてみると梅干しのような食味になり不思議な感じでした
グリルすると甘味が出て食べやすく、ソースには煮詰めてもサラサラ質感

皮も食べられましたが、皮を取るかブレンダーにかけたほうが良さそうです

2024/2025

サンマツルァーノが失敗だったら…という保険で育てたボルゲーゼ
固定種なので自家採種できるところも魅力です
ナポリのピエンノロ(吊り下げトマト)に憧れて、うちでもちょっと吊るしてみたり…





ピンキー

2024

2025(自家採種)


 甘さ      ★★★★★  
 育てやすさ★★★★★
 価格★★☆☆☆
 収量★★★★★

目を疑うくらいたくさん収穫できたモンスターミニトマト


個人的に大好きなナント種苗さんのミニトマト

薄皮でゼリー質が多くぷにぷにしている ツヤツヤしていて見た目も綺麗
色は真っ赤というよりピンクっぽい感じです
甘みとほのかな酸味があり、トマト独特の青臭さが全くなくて、子供も食べやすいタイプのミニトマトでした

多肥の環境でも茎葉は暴れずダブルやトリプル果房をつけてくれました
房取りもしやすそうです

苗、種ともにお値段はしますが、1度は育てるとクセになりそうな可愛さです…
毎年たくさん育てたいのでF1品種だけど自家採種してしまったくらいお気に入りになりました

2024/2025(自家採種)

ネットでお化けみたいな生り方をしている画像を見て育ててみたかったミニトマト
調べてみてください…! 茎葉より実のほうが圧倒的に多くて合成かと思いました
味も食感もよく収量も多めで大満足でした




ぷちぷよ 赤/黄


薄皮品種のピンキーより更に皮の薄いミニトマト
触るとぷにぷにとブドウやさくらんぼのような弾力があり、ピンキーより透明感、ツヤ感があります
高級さくらんぼの佐藤錦のようないで立ちと感触
触るとぽよぽよと変形するくらい柔らかいのですぐ判別できます

樹勢は他のものと比べてとても弱く、芯止まりしてしまったので少し育てにくいのかも
露地で株間20㎝ほどに詰めて放任栽培しましたが、ハウスなどで株間を広く取っての栽培に向いているのかもしれません

着花数は多かったものの、全く摘花しなかったのでバテてしまったのかも

2025



アイススノー


トマト臭さのない、さっぱりとして甘さ控えめフルーツのような感じ
ビジュアルに引っ張られているのかもしれませんが、なんとなく食用ホオズキとトマトの中間くらいの味…?
実つき、粒揃いもよかったですがピンキーに比べると着果数が少ないかもしれません
1~2本立てくらいで育てるのがよさそうです

イエロートマトよりも薄い黄色なので、カラフルトマトの変わり種として混ぜると綺麗かもしれません

2025



ブラックチェリー

アントシアニンが含まれていてブラックというよりくすんだ赤~紫色のブドウのようなミニトマト
酸味は控えめ、独特の青いトマト臭さがなくてトマトがそんなに好きじゃない人(私)でも食べやすい

収穫時期が分かりづらく、上が青いまま食べるととても酸っぱくて青臭いです

皮は普通。噛むとちょっと口に残るくらいで気になりません

これも着果数が控えめだったので1~2本立てにしたほうが良さそうな種類でした

2025




他、1年目にサターン、強力米寿、玉三郎を育てましたが食べ比べせず消費してしまいました。残念
大玉トマトは大きく味の違いはないように感じたものの、桃太郎が一番甘かった記憶があります