つるかごを編む

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つるかごを編む


ウッドデッキによくわからない蔓がぐるぐる巻き付いていたので、かごを編むことにしました。

憧れのヤマブドウのバッグやアケビのかごなど雑貨屋で可愛いかごを見つけては、
いつかかごバッグでパン屋さんに買い物に行きたい…
革や無垢材のように、経年変化を楽しみ手に馴染ませながらお手入れをしていきたい…
なんて思いつつ、値段に驚いては手が出せない日々が続いています

自分で作る来るべき日のために
ツル、ツタ、樹皮などなんでも手あたり次第に引っこ抜いて、とりあえず編んでみました

私はかなり色々な植物に負けるタイプなのと虫、トゲなど危険が多いので手袋がおすすめです
私有地のつるを回収する際は所有者の方に許可を頂いてからにしてくださいね
厄介者扱いされている無限増殖するグリーンモンスター、葛ツルは回収すると喜ばれたりします


回収

集める

左はたぶん時計草とツルマメ?
右はヤマノイモ系と葛のツル

葛は2年目のものは木質化してかたく、かご向きです
その年に伸びたものは緑でやわらかく、繊維をとるのに向いているみたいです

つるを見かけると嬉しくなって回収していたので、家の中を散らかしていて相方に呆れられました
意識して散歩をするようになると、茂みや放置されている土地が宝の山のように見えてしまいます

加工する

煮込む

葛ツルは特に中にワタが詰まっていて、虫がいることがあるので茹でます
1時間程度ゆでると気持ちいいくらいするする割けるので、半割にしています


葛は中のワタ(甘いらしいですが舐めてみても無味でした)を取り除きます
残したままで編んでみたのですが乾燥したときに白い部分が目立つのと編みにくかったので、取り除いた方がよさそうです

取り外す際かたければ追加で煮込むと外れやすいです
煮込みすぎると外の繊維の部分もするっと外れてしまうのですが、それはそれで綺麗かもしれません

外れた部分は柔らかく頑丈な繊維なので、綺麗に加工すればここの部分で紐や布が作れるとのこと
いつかやってみたいですね…

すぐに使わない時は内側を外にしてぐるぐる丸めて保管しています
使う前に1晩水に浸けると1年後でも使えました


編む

つるかご

適当に作り始めたので右の2つはワタを処理せず編みました
乾燥すると少し痩せて形が変わるので、石を置いたりしてしばらく置いておくといいかもしれません
余ったツルの処理の仕方がわからずぐるぐる巻きつけています
これでも物は入るので、初心者にしては上出来ではないでしょうか

謎の緑のツルを見つけました かなり頑丈で扱いやすいですが何のツルかは分かりません
ヤマノイモっぽいものを骨組みにしてしまったのでゴツゴツしてしまいましたが大きめのものができました

竹かご

竹にも挑戦したみましたが、竹ひごを作る難易度が高すぎました
ナタのみで割ってみたのですが見事に不揃いになったり怪我をしたり、
もっと勉強してから挑戦し直そうと思います



稲わらかご

家で栽培していた稲わらを綯った時に出たハカマでもかごを編みました



稲栽培のようす



レモングラスかご

半年前に収穫し、干してカラカラになっていたものを浸水するとすぐに編めました
稲より扱いやすく、レモングラスの良い香りがします





つるかごは水分が飛んで少し痩せましたが、しっかりと使えています
目を詰めて編んでも、開けて編んでもかわいいですね…
乾燥したあとのかごをイメージして編むのも、思うように編んで変化を楽しむのも良さそうです

水分が多いヤマノイモ系のツルをトイレに置いていたら見事にカビました
山芋系は皮がボロボロと剥けてしまったり、粉っぽかったり、ブツブツしていたりあまり私は好きではありませんでした